- 2009年10月20日 22:44
- 本
今月発売の『COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン) 2009年11月号』。
ぼくがもっとも興味を引かれたのは、、、
「80后(バーリンホウ)」
です。
80后とは、 80年以降に生まれた一人っ子世代の事。
自分の中で現在の中国といえば、なんといっても経済成長で、その中心を担う若者のキャリアといえば、超熾烈な受験戦争を勝ち抜いて中国のトップクラスの大学を出て、もしくは学士から海外の大学へ進学し、MBAをとってそのまま起業するか帰ってきて起業するとかそんなイメージです(例えば百度の創業者のイメージ)。
しかしこの特集では、もっと別の切り口で現代の中国の若者を紹介しています。
例えば23歳で世界中で注目されているというインディーズ・ミュージシャン。この記事では
ある特定の政治的課題のために団結しているわけではないが、蓄財と立身出世を重視する親の世代の価値観に違和感を覚えている
と紹介されています。
つまり、全体的にかなり裕福になってきているということなのでしょうか。
こうも記されています。
若いミュージシャンたちの親の世代は、文化大革命の混乱を経験しており、経済的成功が何よりも重要だという価値観を持っている。一方、「バーリンホウ」世代は、一人っ子政策のもと、家庭で大事にされ、安心の中で育ってきたという。
ぼくが描いているイメージは、彼らの親の世代なのかも。。
他には、10代で起業してまとまったお金を獲得する20代前半の若者たち。特に、人脈や政府とのコネが必要とよくいわれている中国で10代で起業するというのはハードルが高く、結局上記のようなキャリアをたどっていくもんなんだと思っていたのでかなり驚かされました。
そして記事の最後では、90年以降生まれの若者たち「90后」も紹介されています。
経済的に恵まれているせいか以前の学生よりも明らかに依頼心が強く、問題に直面すると自分で解決するよりまず教師に助けを求める学生が多い。だが、そうした脆さの半面、企画力、創造力、行動力、学習能力には目を見張るものがある
このあたりはもう国の差はあまり関係なく、今の日本人にも共通する点があるような気がしますね。
考えてみれば同じ国でも世代によってスタイルが違うのは当たり前なのです。
ですが、なんというか、日経新聞とビジネス系の雑誌、ニュースサイトからしか情報を得ておらず、たとえていうなら「日本は忍者でしょ?」的な目でしか中国を見れてない自分に気づき、驚きと共に恥ずかしい気持ちにさせられるような特集でした。
「驚きと共に恥ずかしい気持ちにさせられる」という機会はなかなかなく、それがクーリエを読む価値なのかな、と思います。
※R+コンテスト、ぎり間に合ったか!
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